新AMR26投入のアロンソ13番手発進も、ストロールが左リヤ異常で赤旗/F1ハンガリーFP1
2026年F1第11戦ハンガリーGPの幕開けを告げるフリー走行1回目(FP1)が7月24日、ハンガロリンクで行われた。トップに立ったのはフェラーリのシャルル・ルクレール。1分19秒075という圧巻のタイムを叩き出し、2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に0.484秒差、3番手のルイス・ハミルトン(フェラーリ)に0.543秒差と、後続を大きく引き離した。
だが、ルクレールの快走にも影が差した。残り7分、マシンに異変が発生。なんとかピットレーンまでは戻ったものの、ガレージに辿り着く前にストップ。ギヤボックスのトラブルが疑われるが、原因はまだ特定されていない。フェルスタッペンも「シフトダウンがひどい。狂ったように跳ねてる」と無線で訴え、ハミルトンも「乗り心地がすごく悪い。剛性が高すぎる」とバウンシングに頭を抱えるなど、トップ勢にも不安が残るセッションとなった。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro パドックの最大の注目は、ほぼ全面刷新されたアストンマーティン・ホンダAMR26に集まった。FIAに提出された変更内容だけでも空力関連の改良は16項目。シャシーを含む内部パーツにも手が加えられており、その範囲はさらに広い。チームは速さだけでなく、風洞やCFDといった開発ツールと実走データの相関確認も重視。2台のAMR26はセッション序盤からハードタイヤで周回を重ね、安定したデータ収集を優先した。
フェルナンド・アロンソは1分21秒550で13番手。トップから2.475秒差ながら、今季のプラクティスとしては最上位のポジションに滑り込んだ。新スペックでの初走行を踏まえれば一定の手応えを得たと言えるが、セッションを通して振動も訴えている。一方、ランス・ストロールは残り22分、ターン2とターン3の間でマシンに異常が発生しスピン。バリアへの衝突は免れたが、コース脇にマシンを止めたため赤旗が提示された。チームは「左リヤ・サスペンションの問題が発生した疑いがある」と説明。アロンソには、この一件の前から縁石を避けるよう指示が出ていたという。
中団勢ではアウディとレーシングブルズがそろって2台をトップ10圏内に送り込んだ。アウディはガブリエル・ボルトレートが6番手、ニコ・ヒュルケンベルグが8番手。レーシングブルズはアーヴィッド・リンブラッドがリアム・ローソンを抑えて9番手につけた。
このセッションでは計5チームがルーキードライバーを起用。メルセデスから出走したフレデリック・ベスティがルーキー勢最上位の7番手を記録した。ハースから今季3回目のFP1に臨んだ平川亮は17番手。12番手のエステバン・オコンとは0.950秒差だった。
マクラーレンもフロアやリヤウイングを含む大規模なアップグレードを投入。さらに、オスカー・ピアストリに代わってFP1を担当したレオナルド・フォルナローリのマシンには、マクラーレン版の実験的なマカレナウイング、通称「マクレナ」の改良型が装着され、初の走行テストが行われた。チームによると、このウイングがハンガリーGPで実戦投入されることはなく、サマーブレイク後のオランダGPでも使用する予定はないという。
セッション中盤には、フェルスタッペンがカルロス・サインツ(ウィリアムズ)に進路を塞がれ、無線で「何なんだよ、こいつらは。かなり危なかったんだけど」と激怒する場面も。サインツは、問題が起きた時点では無線が機能しておらず、後方からレッドブルが接近していることに気づけなかったと説明した。ターン1では複数のドライバーがロックアップを喫し、サインツはマシンが止まり切れずにコース外へ進んだが、バリアの直前でかろうじて停止。接触を免れた。
FP2は日本時間7月24日24時から1時間の日程で開催される。各チームのセットアップ修正と、アストンマーティンのアップデートがどの程度のパフォーマンスを発揮するか、引き続き注目だ。
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