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9年ぶり復活か?F1マレーシアGP、セパンが最有力に浮上

公開 2026年7月23日
9年ぶり復活か?F1マレーシアGP、セパンが最有力に浮上

2026年のF1カレンダーに、あのセパンが帰ってくるかもしれない。中東情勢の悪化を受け、10月に予定されていたバーレーンGPの代替開催地として、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットが急浮上している。実現すれば、2017年以来、実に9年ぶりの復活となる。

F1とFIAは3月14日、米国とイスラエルによるイラン攻撃を受け、4月のバーレーンGPとサウジアラビアGPの開催を見送った。その後、情勢改善を前提に10月2~4日の日程でバーレーンGPを組み込む案が検討されたが、停戦が進まず再び地域情勢が悪化。バーレーンでの開催は極めて困難となり、F1は代替レースの候補地探しに軸足を移した。

最大の課題は物流だ。マシンや機材の輸送、スタッフの移動、チケット販売には相応の準備期間が必要で、サマーブレイク後まで判断を先送りできる状況ではない。今週末の第11戦ハンガリーGP前後には方向性が固まる見通しだ。

そんな中、セパンが最有力候補に浮上した理由は、その立地にある。シンガポールとは空路で約1時間という近さで、第15戦アゼルバイジャンGP(9月24~26日)からマレーシアを経て、第16戦シンガポールGP(10月9~11日)へと向かう日程を組みやすい。物流面の負担を抑えられることが、決め手となったようだ。

セパンは1999年にF1初開催を迎え、2017年まで19年にわたってマレーシアGPを開催してきた歴史あるサーキット。ドライバーやチームからの評価も高く、最後のレースとなった2017年は、3番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを退け、見事にウィナーとなっている。

ただし、かつてマレーシアGPが終了した理由は、高額な開催権料に見合う収益を確保できなかったからだ。今回も短期間で商業条件や運営体制を整えられるかは不透明で、トルコなど他の候補地も取り沙汰されている。それでも、シンガポールとの距離やF1開催実績を考慮すれば、現段階でセパンが最も現実的な選択肢と言える。

さらに、中東情勢の影響はバーレーンGPだけではない。11月のカタールGP、12月のアブダビGPについても安全面から開催が危ぶまれており、FIAは代替レースの検討を進めている。シーズン最終2戦はスペインのカタロニア・サーキットとイタリアのモンツァ・サーキットで開催される見通しで、今後数日以内に正式発表される可能性が高まっている。

F1はカタールGPとアブダビGPの開催可否について、ギリギリまで判断を先送りする方針だが、中止に備えてポルトガルのアルガルヴェ・サーキットを12月6日のシーズン最終戦として組み込む案も検討中だ。

中東の砂漠から東南アジンの熱帯へ。2026年シーズン終盤は、まさに目が離せない展開となりそうだ。

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