アストンマーティンBスペック衝撃の2秒改善!ライバル脱帽、ホンダPUの真価問われる
2026年F1第11戦ハンガリーGPで、アストンマーティン・ホンダが投入したBスペックが衝撃を巻き起こした。シーズン序盤は最後列が定位置だったAMR26が、一発のアップグレードで中団に踊り出たのだ。
フェルナンド・アロンソは今季初めてQ1を突破し、16番手を獲得。キャデラック、ウィリアムズ、ハースの1台を上回るパフォーマンスを見せた。ライバルたちが注目したのは順位そのものではなく、その差だった。アロンソはバルテリ・ボッタス(キャデラック)に0.760秒、カルロス・サインツ(ウィリアムズ)に0.495秒の差を叩きつけたのだ。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 「少し怯えている」――ボッタスは今週末前、アストンのアップグレードでキャデラックが最下位に転落する可能性をこう語っていた。噂では新仕様で約2秒改善すると聞いていたという。予選で21番手に沈んだボッタスは「大規模アップグレードによりアストンは大きく前進した。少なくとも1周の速さでは、今や彼らは僕らの前にいる」と序列の変化を認めた。
しかし、ボッタスは冷静に分析する。ハンガロリンクは短いストレートと連続コーナーが特徴で、ホンダPUのパワー不足という弱点が表れにくいサーキットだ。ロングストレートを擁するコースでは、アストンが再び苦しむ可能性を指摘しつつ「決して大きな差じゃない」とも語った。
ウィリアムズのアレックス・アルボンは、その改善幅に驚嘆の声を上げた。「目を見張るものだ。僕らにとっては夢見ることしかできないような話だ。正味1.5秒か2秒ほどだろうか。脱帽だよ」。ウィリアムズは第15戦アゼルバイジャンGPで大規模アップグレードを計画しているが、その改善幅は今回のアストンの水準には届かないという。「バクーで投入されるアップグレードの内容は把握しているけど、あの規模には届かない」と正直に認めた。
ハースのオリバー・ベアマンは0.107秒差でアロンソにQ2進出を奪われ、「本当につらい」と唇を噛む。一方で「ここは彼らに最も合うサーキットなのかもしれない。この状態が永遠に続くとは思わない」と語った。チームメイトのエステバン・オコンもアストンのアップグレードを「かなり印象的」と評価し、今後の「脅威」だと認めている。
ここからが本当の勝負だ。今回の前進を他のサーキットでも再現できるかは、次戦オランダGPで予定されているホンダのアップグレード版PUに懸かっている。ザントフォールトでは、ハンガロリンクで露呈しにくかったパワー不足をどこまで埋められるかが最大の焦点となる。
さらに、車体側も第2弾、第3弾のアップグレードが計画されている。ただし、現時点のBスペックにもまだ引き出せるパフォーマンスが残っているという。ランス・ストロールがリアサスペンションの故障で初日のフリー走行の大半を失い、アップグレードに対するチームの理解が遅れたからだ。
アロンソは「まだこのパッケージを完全には理解できていない。予選でもマシンバランスについて改めて学んだ。まだ初期段階だよ」と強調。今回の予選結果はBスペックの真のポテンシャルを反映したものではないと語った。
決勝レースは日本時間7月26日22時にフォーメーションラップ開始。1周4381mのハンガロリンクを70周する。ポールポジションはランド・ノリス(マクラーレン)、2番手ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は走行妨害により3グリッド降格ペナルティを受けた。アストンマーティン・ホンダの反撃は、ここからが本番だ。
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