アントネッリ、7番手から怒涛の追い上げで3位!50点リードで前半戦を締めくくる
メルセデスの若き才能、アンドレア・キミ・アントネッリが2026年F1第11戦ハンガリーGPで、まさに「逆境を跳ね返す」走りを見せた。予選で4番手タイムを叩き出しながらも、イエローフラッグ規則違反により3グリッド降格のペナルティを受け、7番グリッドからのスタートを強いられた。しかしアントネッリは、この不利な状況を戦略と冷静なドライビングで見事に覆し、3位表彰台を勝ち取った。
スタート直後、チームメイトのジョージ・ラッセルが後退した隙を突き、アントネッリは早々に6番手へ浮上。序盤から上位勢に食い下がる粘りの走りを披露する。さらに彼の真骨頂は、ピット戦略にあった。ミディアムタイヤでスタートしたアントネッリは、上位勢の中で最も遅い22周目まで我慢し、ファーストスティントを最大限に延ばしてからハードタイヤに交換。この戦略が功を奏し、後半のタイヤアドバンテージを活かしてポジションを上げ、ついに表彰台の座を掴んだ。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro 「追い越しが難しく、戦略で上位浮上を狙った」とアントネッリはコメント。実際、ハンガロリンクはオーバーテイクが困難なサーキットとして知られており、彼の戦略的アプローチが光った瞬間だった。グリッド降格というアクシデントに見舞われながらも、冷静に与えられたチャンスを最大限に活かすその判断力は、20歳とは思えない成熟度。この結果により、彼はドライバーズ選手権で50点のリードを築き、前半戦を堂々と締めくくることとなった。
表彰台の真ん中は、今季初優勝を飾った王者ランド・ノリス。2位にはマックス・フェルスタッペンが15秒差で続いたが、アントネッリはその直後でフィニッシュ。メルセデス勢としては、チームメイトのラッセルが水漏れによるストップでリタイアする波乱もあっただけに、アントネッリの孤軍奮闘の3位は、チームにとって大きな救いとなった。後半戦に向けて、50点という大きなリードを抱え、タイトル争いをさらに加速させることができるか。アントネッリの今後の走りから、ますます目が離せない。
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