トライトン連覇!田口勝彦/保井隆宏がAXCR制す、日本人ペア初の総合優勝
2026年8月、灼熱のタイで繰り広げられたアジアクロスカントリーラリー(AXCR)。総走行距離約2145km、競技区間だけでも921.80kmに及ぶ過酷極まりない戦いを、三菱自動車の技術支援を受けるチーム三菱ラリーアートが制した。しかも、その金字塔はモータースポーツ史に新たな1ページを刻むものとなった。
ピックアップトラック『ミツビシ・トライトン』(T1仕様)を駆る田口勝彦/保井隆宏組が、12時間58分20秒のタイムで総合優勝。なんとAXCR31回目の歴史で、日本人ドライバー&コドライバーのペアが頂点に立ったのはこれが初めて。まさに快挙である。2位に2分25秒差という大接戦を制した瞬間、チームは歓喜に沸いた。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 田口組はレグ3で首位に浮上すると、その後も安定した走りを見せてリードを堅持。最終日までトヨタ、いすゞ勢との三つ巴のデッドヒートが続いたが、最終的に逃げ切ってみせた。田口選手は「勝因は前に出られたこと」と振り返る。冷静なドライビングと保井コドライバーとの完璧なコンビネーションが、歴史的勝利を呼び込んだ。
チームは3台体制で参戦。小出一登選手は総合27位、チャヤポン・ヨーター選手も総合36位で完走を果たし、全車が過酷なラリーを走破。チーム一丸の強さを見せつけた。
増岡浩総監督は「日本人ペア初の快挙を誇りに思う」と胸を張る。同時に「モータースポーツで得た知見を量産車開発の安全性や安心感へ還元する」と、市販車へのフィードバックにも意欲を示した。ラリーで鍛えられた技術が、街を走るクルマの安全につながる——そんな三菱自動車の哲学が、今回の連覇で改めて証明された形だ。
ファンからは「トライトン最強!」「日本人ペア初優勝おめでとう!」とSNSを中心に祝福の声が殺到。タイの現地でも多くのギャラリーがトライトンの走りに声援を送った。田口/保井組の勇姿は、日本のモータースポーツファンの記憶に長く刻まれることだろう。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 今、あなたにオススメ