LIVゴルフ終焉か?チーム選手権中止&ラーム離脱報道で波紋
サウジアラビア資本の撤退で揺れるLIVゴルフに、新たな激震が走った。BBCスポーツの取材に対し、関係者が明かしたところによると、今月末に予定されていたシーズン最終戦「チーム選手権」が中止される見通しとなった。
既にミシガン州で開催予定だった同大会のチケットはオンライン購入が不能になっており、LIV公式サイト上では「グランドパス」「ホスピタリティパス」共に「販売終了」の表示。英紙テレグラフの報道によれば、来週のインディアナ大会が2026年シーズンの実質的な最終戦となる公算が強まっているが、リーグ側は正式なアナウンスを発表していない。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー さらに、世界ランキング元王者のジョン・ラームが間もなくLIVを離脱する可能性が浮上。かつて世界1位に輝いたマルティン・カイマーは7月の時点で「チーム選手権が中止になる可能性は極めて高い」と予測していたが、一方でキャメロン・スミスは先週「まだ開催されると思う。もし中止なら選手は失望するだろう」と語っており、選手間でも情報が錯綜している。
事態の背景には、サウジアラビア政府系ファンド(PIF)が今季限りで年間数十億ドルに上る資金提供を打ち切る方針を4月に表明したことがある。PIFは2022年のリーグ発足以来、50億ドル以上を投入してきた。その後、LIVは8月に「2027年以降」の運営を支える匿名の筆頭投資家を確保したと発表。スコット・オニールCEOは「LIVゴルフの選手を同競技の過半数株主とする計画」を明かし、「これは世界のメジャースポーツリーグで初めての試みだ」と胸を張った。
しかし、オニールCEOは先週「2026年シーズンを強く終えることに集中している」と述べたものの、最終2大会についての明言は避けていた。LIVは来季から全14戦から10戦へと規模を縮小。4月には6月のニューオーリンズ大会を延期しており、リーグ全体の先細り感は否めない。
ラームのほか、ブライソン・デシャンボー、ダスティン・ジョンソン、キャメロン・スミス、マルティン・カイマー、セルヒオ・ガルシアらメジャーウィナーが依然としてLIVのロースターに名を連ねるが、ブルックス・ケプカとパトリック・リードはPGAツアー復帰プログラムを利用して既に復帰済み。
オニールCEOは「ジョン・ラームやブライソン・デシャンボーはゴルフ界だけでなく、スポーツ界全体でも最大級のスターだ。彼らにはぜひ一緒に旅を続けてほしい」と引き留めに躍起だが、PGAツアーとDPワールドツアー、アジアンツアーの3ツアー連合という強力な包囲網も敷かれている。
かつて54ホールの独自形式で旗揚げし、今季から伝統の72ホールに鞍替えしたLIVゴルフ。ローマ数字の「54」に由来するその名が、ゴルフ界に刻まれるのは、あとわずかな時間なのかもしれない。
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