シェフラー、なぜ勝てない?2位続きで迎える世界No.1の真実
世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(30歳)に、まさかの“優勝なし”期間が続いている。最後の勝利は1月27日のアメリカン・エキスプレス・オープン。あれから半年、彼はまだ勝てていない。
2024年から2025年にかけて14勝を挙げた怪物が、なぜここにきて結果を出せないのか。先週末の3Mオープンでも、PGAツアールーキーのジャクソン・コイヴンに敗れ、またも2位。これで今季5度目の準優勝だ。さらに2週前には、78試合連続で続けてきた予選通過記録が途切れるという衝撃もあった。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 「勝ちに近づいているのに、なかなか結果が出せないのはフラストレーションがたまる」とシェフラー自身もスコティッシュ・オープン前の会見で語っている。「でも、4位や2位だって悪い結果じゃない。ゴルフのマージンは本当にわずかだ。ベストを尽くすだけ」。
冷静な言葉の裏で、キャディのテッド・スコットはこう言い切っている。「もしシェフラーが9歳の女の子とピンポンをやったとしても、21-0で勝ちたいと思っている男だ」。勝ちへの執念が消えたわけではない。
では、なぜ勝てないのか。要因のひとつは“最終日の追いかけっこ”だ。シェフラーは過去20勝のうち75%を最終日トップでスタートしてものにしている。ところが今季は一度も54ホール終了時点で単独首位に立っていない。常に後ろから追う展開で、2度のプレーオフ敗戦(マット・フィッツパトリック、ビクトル・ホブラン)も喫した。
また、今季は9回のラウンドで70ストローク以上を叩き出しており、マスターズや全米オープンでも初日から出遅れた。全英オープンでは2日目だけで15フィート以内のバーディパットを7回外し、4回は10フィート未満。グリーン上での不調が明確に勝敗を分けた。
それでも、シェフラーは依然として世界ランク1位だ。2位のロリー・マキロイとのポイント差は、マキロイと67位マット・マッカーティの差と同じ。フェデックスカップランキングでも2位フィッツパトリックに795ポイント差をつける圧倒的首位。トップ5入りは11回、トップ10は17試合中14回という驚異の安定感。
「ゴルフには人生のそれ以上のものがある」と語るシェフラーは、敬虔なクリスチャンで2児の父。家族を優先する姿勢が競争心を鈍らせているのでは、という声もあるが、コース上で見せる感情豊かな表情を見れば、彼が勝ちを渇望しているのは明らかだ。
タイガー・ウッズの連続世界ランク1位記録(281週)にはまだ及ばないが、シェフラーが166週にわたり頂点を守り続けている事実は揺るがない。勝てなくても、彼は依然として世界最強。その“2位”の内容こそが、次なる爆発の予感を漂わせている。
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